簡単にWebサイトを作れるサービスWeeblyがデザイナーたち用の利用プラットホームを創設

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当初からWeeblyは、ユーザが同サービスのWYSIWYGのドラッグ&ドロップインタフェイスを使って、きわめて容易に自分のWebサイトを作ることを目的としていた。その目的は、ある程度達成されたとも言える。CEOのDavid Rusenkoによれば、最近のNetcraftの調査では、Web上の全サイトの約2%が、Weeblyで作られている。

しかし、たしかにWeeblyは使いやすいサービスだが、それでもなお、まだ自分のWebサイトを持っていなくて、自分で作るよりお金を払ってでも誰かに作ってほしい、と思っている人たちがたくさんいる。そこで今日Weeblyは、Designer Platformという新しいサブサービスを立ち上げた。これは、これまでのようにユーザ直接ではなく、Webサイトを作るデザイナーたちに、ホワイトレーベルなプラットホームとしてのWeebly環境を提供する。つまりデザイナーがクライアントのサイトを迅速に構築するためのサービスと、また完成したWebサイト上でクライアントが利用できるCMSも提供する。

仕組みはこうだ: まずデザイナーは自分のアカウントを作り、自分のロゴなどをアップロードし、同じくクライアントのページにアクセスできる仕事仲間たちのアカウントも作る。それからデザイナーは、このプラットホーム上で、Weeblyのいつものドラッグ&ドロップのインタフェイスを使って自分たちのクライアントのページの構築を開始する。Weeblyのインタフェイスだけでは満たせない機能を、そのページの中で独自のコードで実装してもよい。

クライアントのサイトが完成間近になってきたら、デザイナーはクライアントにアクセスを与える(クライアントに見えるのはデザイナーのロゴだからWeebly上で動いていることは分からない)。デザイナーによる構成次第では、クライアント自身がWeeblyのインタフェイスを直接使って、細かい手直しをすることもできる(色やフォントの変更など)。そしてプロジェクトが完成したら、クライアントはWeeblyのCMSを使って新たなコンテンツやページやフォーム、そのほかの機能などを追加できる。

料金は月額7ドル95セントからで、これにはデザイナーのサイトをホスティングする費用も含まれる。サイトのサイズが大きくて、ページ数が多く、使用するストレージが大きければ、月額料金は高くなる。デザイナーがクライアントに課す料金には、制約はない。


Information provided by CrunchBase

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

自分のWebサイトを音楽ありにしたい人–AudiosocketのMaaSがライセンス事務を完全代行してくれる

Audiosocket Picture-1

インディー音楽のライセンシングサービスAudiosocketが今日(米国時間7/19)、サービスとしての音楽(Music as a Service, MaaS)と称するプラットホームを立ち上げる。これは、デベロッパが自分のアプリケーションで音楽を利用したいときに、そのライセンシング事務を自動的にやってくれる…デベロッパはMaaS上で単純に音楽を使うだけでよい、というサービスだ。

デベロッパないしコンテンツの製作者は、Audiosocketのカタログにある、世界中の1900名のアーチストや作曲者の作品3万数千曲の中から好きなものを選び、それをライセンスありの音楽として堂々と利用できる。このMaaSサービスは、たとえば写真やビデオの共有サービス、広告代理店などが、自分の提供サービスのBGM音源等として組み込める。その際、MaaSに対して前払いする料金は発生しない。ただ、曲のライセンス料を払うだけだ。

このプラットホームの基本的なメリットは、コンテンツの製作者たちが音楽を使いたいとき、音楽のライセンス問題〜ライセンシング事務などについて、Audiosocketが面倒を見てくれることだ。MaaSが提供するのは、世界中の音楽のライセンス生成の自動化と、支払い処理だが、どちらもこれまでは、コンテンツ製作者たちにとって頭痛のたねとなる面倒な処理だった。しかもMaaSによって、アーチストとパートナーにとって新しい収益源が形成される。

たとえば、スライドショウを作ってくれるサービスAnimotoはAudiosocketのクライアントだが、Audiosocketによれば、Animotoにおける使われ方が、MaaSプラットホームの発想の元になった。

Audiosocketの競合相手としては、Pump AudioやJingle Punksがいる。

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動画:DuoPod はステディカム、ショルダーマウント、三脚の一台三役

動画:DuoPod はステディカム、ショルダーマウント、三脚の一台三役

by Haruka Ueda Jun 27th 2011 @ 12:45AM


Mountkestrel DuoPod は、デザイナー Ben Millett さんによる Curve Creative ブランドが企画中の作品。変形を行うことで、デジタル一眼での動画撮影時にあると嬉しいステディカム、安定度を増すためのショルダーマウント、そして三脚がわりの二足スタンドと、みっつの役割を一台でこなすことができます。DuoPod 自身を三脚に取り付けることで、三脚利用時の自由度を上げることも可能。コンパクトに折りたためるのもアピールポイントのひとつです。製品化の見込みなどは不明ながら、続きに掲載した動画では実際に利用したときの様子が紹介されています。

Yanko Design

 

iPhone&Androidサイト制作ガイド


スマートフォン対応サイトの作り方、教えます

2010年07月28日 10時00分更新

文● たにぐちまこと/H2O Space.

「WebサイトをiPhoneやAndroidで見やすく表示したい」「スマートフォンをターゲットにしたWebサイトをデザインしたい」――そんなWeb制作者のための新連載がスタートします。PCサイト制作のノウハウさえあれば、「モバイルサイトは未経験」でも大丈夫。スマートフォン(iPhone/Android)向けサイト制作の基礎知識から実践的なテクニックまで、H2O Space.のたにぐちまことさんが解説します。(編集部)


iPhoneの快進撃とiPhone 4の登場、Android端末のXperiaとDesireのヒット、au初の国産Android端末「IS01」の発売――と、スマートフォンの勢いが止まりません。いまや一部マニアやビジネスマンにとどまらず、女性やお年寄りなどの幅広い層にまでスマートフォンの利用は広がり、「1台目の携帯電話」として購入する人も珍しくなくなりました。

PCとの連携、PDA(Personal Digital Assistance)機能の充実、アプリによる機能拡張などのさまざまな特徴を持つスマートフォンですが、Web制作者として注目したいのはやはり「Web閲覧端末」としての存在です。従来の携帯ともPCとも違うスマートフォンの普及が進むにつれて、PC向けのWebサイトであってもスマートフォンからどう見えるか少なくとも意識する機会は増えるでしょうし、スマートフォンをターゲットにしたWebサイトを制作する機会は増えていくでしょう。

この連載では、スマートフォンの中でも主流になりつつあるiPhoneとAndroidにフォーカスしたWebサイト制作の基礎知識とテクニックを紹介します。まずはスマートフォン対応サイトの制作にはどのようなアプローチがあるのか、どのような知識が必要なのか、ざっくり確認しましょう。


こんなにあるスマートフォン向けサイト

スマートフォンのブラウザーはいわゆる「フルブラウザー」ですから、多くの場合、PC向けのWebサイトをほぼそのまま閲覧できます。しかし、画面解像度や通信回線の速度などの制限、タッチパネル操作などの特性から、PC向けのサイトが必ずしも快適に閲覧できるとは限りません。そこで、大手サイトを中心に、スマートフォン向けにレイアウトを工夫し、機能やコンテンツを絞り込んで提供する「スマートフォン対応」のサイトが増えています。

いくつか代表的な例を紹介しますので、スマートフォンをお持ちの方はぜひ実際の端末で確認してみましょう。


■検索/ポータルサイト

Googleは、検索サービスはもちろん、GmailやGoogleカレンダーなど、ほぼすべてのサービスがスマートフォンに対応しています。iPhoneとAndroidでアクセスすると、スマートフォン向けに最適化されたページが表示されます。

グーグルのiPhoneサイト。トップページは検索窓だけのシンプルな画面

Yahoo! JAPANの場合は、トップページとオークションや地図などの一部のサービスのみスマートフォン向けページを提供しています(対応ページ以外はPC向けページが表示される)。「NAVER」も同様にiPhoneとAndroidで閲覧するとスマートフォン向けのページが表示されますが、Androidでは利用できない「+」ボタンが表示されることからiPhoneを前提にした作りのようです(+ボタンはiPhoneのホーム画面にアイコンを追加する機能)。

Yahoo! JAPANのトップページをiPhoneで表示したところ。各種サービスやニュースなどへのリンクが並んでいる


NAVERのスマートフォンサイト。Androidでアクセスした場合(右)も「+」ボタンが表示されるのでiPhoneが前提のようだ

■グルメサイト

「ぐるなび」は、iPhone用の専用サイトを用意しています。http://gnavi.co.jp/にアクセスするとPC用のサイトがそのまま表示されますが、画面の上部に表示されるバナー画像をクリックすることでiPhone専用のサイトに移動します。


iPhoneでぐるなびのトップページにアクセスするとPC用のサイトが表示されるが(左)、バナーをクリックするとiPhone用のサイトに切り替わる

同じくグルメサイトの「食べログ」にはスマートフォン用のサイトはなく、PC用のサイトがそのまま表示されます。その代わり、iPhone向けには専用アプリを提供していて、アプリからサイトと同じ情報を利用できます。

食べログはスマートフォン用サイトを用意していないが、iPhone向けには専用アプリを提供している

■SNSサイト

mixiFacebookなどのSNS(Social Network Service)サイトもスマートフォン向けの専用サイトを用意しています。PCと同じID名、パスワードでログインすると、スマートフォン向けに見やすく最適化されたサイトが表示されます。


mixi(左)、Facebook(右)のような大手SNSサイトもスマートフォン用サイトを用意している。PC版と同じURLでアクセスすると、スマートフォン向けのページが表示される

■ショッピングサイト

Amazon楽天などのショッピングサイトもスマートフォンに対応しており、商品の検索から購入手続きまで、すべての操作を専用サイト上で完結できます。


Amazon.co.jp(左)や楽天(右)といった大手ショッピングサイトもスマートフォン用サイトを用意。PC向けに比べるとシンプルなトップページになっている

いずれのサイトも、PC向けではトップページにおすすめ商品などを賑やかに並べているのに対して、スマートフォン向けでは検索窓を大きく設置して、かなりシンプルなデザインにまとめています。

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AdobeのWallabyはやっぱり中途半端

今日(米国時間3/8)Adobe LabsがWallabyを公開した。FlashのゲームやアニメーションをHTMLに変換して「Flashランタイムをサポートしていないデバイス」でも動かすための手段である。もちろんその対象はiPhoneとiPadだ。言い換えれば、WallabyはAdobeの、HTML5に対する、ひいてはHTML5が取って代わるからFlashは不要だと言い続けているSteve Jobsaに対する屈服だ。

AdobeのAppleに対する降伏の歴史は長い ― iPhoneiPadアプリ用のFlashコンバーターに始まり、今はブラウザ用のFlashもある。当初AppleはAdobeの動きを阻止したが、最終的には折れたことを覚えておいでだろうか。

というわけでWallabyはウェブ上のFlashコンテンツをAppleaフレンドリーにするためのコンバーターである(実際にはWebkitベースのブラウザーならどれでも使える)。これはとても良いことであり、あるべき姿なのだが、残念ながらこのワラビーはあまり高くジャンプできない。要するに頭を下げながら高く跳ぶことはできないということだ。Adobeがすかさず警告する。

HTML5フォーマットでは、Flash Professionalの全機能がサポートされているわけではないことに注意されたい。Wallabyのリリースノートに、サポートされている機能、すでにわかっているブラウザー間での相異、デバイスのバリエーション、現在わかっている問題等が書かれている。

複雑なアニメーションを使うとブラウザーがクラッシュするし、 「ズームイン、ズームアウトするとブラウザーがおかしな挙動をすることがある」。他のコンバーターと同じく、これは妥協の産物だ。デベロッパーは、吐き出されたファイルをHTMLエディターでいじることもできるが、それでは何をしているのかわからない。そのくらいなら、一から全部をHTMLで書いた方がいい。Wallabyのおかげで、元のFlash版よりもダメなHTML5アニメーションがインターネットに垂れ流されることになるだけだ。Adobeがやることは、どれもが自社の旧態依然たるFlashテクノロジーの延命をはかるべくデザインされている。

写真提供:Flickr/ William Warby

Adobe Flash image

Company: Adobe Systems
Website: get.adobe.com/flashplayer

Adobe Flash (previously known as Macromedia Flash) is a multimedia platform originally acquired by Macromedia and currently developed and distributed by Adobe Systems.

Flash is used for… Learn More

Apple image

Website: apple.com
Location:Cupertino, California, United States
Founded: April 1, 1976
IPO: 1980

Started by Steve Jobs, Steve Wozniak, and Ronald Wayne, Apple has expanded from computers to consumer electronics over the last 30 years, officially changing their name from Apple… Learn More

Information provided by CrunchBase

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(翻訳:Nob Takahashi)

アドビ、Flash を HTML5に変換する公式ツール Wallaby をリリース

アドビ、Flash を HTML5に変換する公式ツール Wallaby をリリース

by Ittousai Mar 8th 2011 @ 1:19AM


Adobe が Flash アニメの一部をHTML5 に変換する実験的ツール Wallaby のテクノロジープレビュー版をリリースしました。Flash は一般に連想される動画表示だけでなく通信プロトコルやコンテンツ保護までさまざまな技術を含んだアプリケーションプラットフォームですが、「ワラビー」が扱うのは FLA ファイルに含まれるアートワークとアニメーションの部分のみ。つまり iOSなどFlash が動かない環境でも、Flashオーサリング環境で作った単純な広告 (など) を再利用するための技術です。英語のみ対応の Wallaby テクノロジープレビューはリンク先の Adobe Labsからダウンロード可能。

Flash から HTML5への変換は Greystripeの iOS向け広告配信 や .swfを読み込んでリアルタイムにHTML5 + JS変換するとうたうライブラリ Smokescreen といった試みがありましたが、Wallaby は Adobe みずから自社ツール群のユーザー向けに、これまでの環境のままHTML5出力サポートを提供しようという取り組みです。

 

【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】第490回:今日からあなたも映画助監督? 新しくなった「iMovie '11」 -AV Watch

■ Macユーザーならほぼ全員持ってるツール

iLife '11
 発売から少し日にちが経ってしまったが、今回はAppleのiLife’11に含まれている映像編集ソフト「iMovie '11」を取り上げる。じつはiMovieに関しては過去かなりマメに取り上げており、2001年の「iMovie2」を皮切りに、「iMovie HD」、「iMovie '08」、「iMovie '09」、「iMovie for iPhone 4」と取り上げてきた。そしていよいよ今年はiMovie '11というわけである。

 iMovie、というかそれが含まれているiLifeは、Macユーザーであれば標準的に利用できるマルチメディア系総合パッケージで、数年前からMac本体に無料バンドルされている。もちろん、最新の「iLife ’11」もそうなっているが、もし2010年10月20日以降に、対象の新しいMacまたは、Apple認定整備済みコンピュータをApple Online Storeで購入した時に、iLife ’11が同梱されていなかった場合は、購入してから30日間以内に申し込むと、「Up-To-Dateプログラム」が適用され680円でアップグレードが可能だ。それ以外に「iLife ’11」を手に入れたい場合は、4,800円で購入することになる。

【お詫びと訂正】
 記事初出時にアップグレード価格が誤っておりました。お詫びして訂正します。(2010年12月8日)

 かつてインターフェイスの斬新さからビデオ編集のハードルを大きく下げたiMovieだが、簡単であるが故にあんまり難しいことができないと思われがちだ。しかしiMovie’08から事情が変わってきて、パターンプリセットを上手く使って、単なるアマチュアのぶっつなぎ以上のところに連れてってくれるアプリに成長した。かつてこのあたりはソニーがVAIOアプリとしてトライアルしてきたが、なかなか市民権を得ることができなかった部分である。

 今回はさまざまなテーマに応じた映像をテンプレートに合わせ込んでいくことで、映画の予告編のようなショートクリップを作る機能が加わっている。新しくなったiMove’11は、どんな世界を見せてくれるのだろうか。さっそくテストしてみよう。


■ 見えないところで機能アップ

iMovie '11の全体画面。見た目はほとんど前作と同じ

 まず全体的な見た目だが、画面の作りからは特に新しい感じは受けない。しかし細かい部分で機能が追加されている。まず映像の読み込みだが、以前からiPhotoのライブラリを参照して、そちらから映像を引っぱってくる仕組みだった。今回はそれに加えて、キーワードによるフィルタリングができるようになった。

 具体的には、人物検出機能を使って、クリップを探せるようになっている。例えば写っている人物が1人なのか2人なのかそれ以上なのか、またショットサイズも3段階で判別ができる。読み込まれたライブラリに対して、「ファイル」メニューから「ビデオを解析-人物」と選ぶと、検出が始まる。

キーワードによる人物検索機能

 検出された映像は、「キーワードでフィルタ」機能に集約される。ここで「人物1人」、「ミディアム」などと組み合わせることで、希望するショットを抽出することができる。この機能は、このあとで紹介する映画の予告編作成機能と併用することで、生きてくる。また同様に、手ぶれ補正が必要なカットを検出することもできる。両方を併用すれば、かなり効率的に作品が作れるようになるだろう。

 ただ最初の解析作業は、ライブラリの量に依存する。筆者はデジタルカメラやビデオカメラで撮影した映像を約10年分、およそ6万5千カットをiPhotoライブラリに読み込ませているが、これに対して人物解析をかけると、解析だけで約1時間ぐらいかかる。一度やってしまえばあとはそれほど頻繁に更新する必要はないのかもしれないが、今取り込んだ映像に対してすぐにこの機能を使うのであれば、iPhotoに読み込ませるのではなく、iMovieから新規イベントとしてテンポラリ的に読み込ませたほうがいいだろう。

 各クリップに対する補正機能だが、ダブルクリックで開くインスペクタに機能が増えている。まず「クリップ」タブの部分は、以前は手ぶれ補正しかなかったが、ここにオーディオエフェクトとローリングシャッター補正が追加になっている。


クリップごとのインスペクタも機能強化 新たに搭載されたオーディオエフェクト

 オーディオエフェクトは、エコーやピッチシフトなどがあり、適用するとリアルタイムでエフェクトの効果が再生できる。まあお遊びといってしまえばそれまでだが、何かコンテに応じた演技を撮影した場合には、使い出があるかもしれない。しかしなぜこの機能がオーディオタブの中にないのかが謎である。

プロジェクトにクリップを移したあとのインスペクタ。ここで実際に補正計算を行なう

 ローリングシャッター歪みは、低速なCMOSで撮影した際に起こる時間歪みのことだ。わかりやすい例では、走る電車や車で通りすぎる電柱などを撮影すると、まっすぐ立っているはずの電柱が斜めに曲がって写ったりする。これは、CMOSの読み出しポイントが上から下へと時間差があることから発生するもので、iPhone4での撮影でもよく起こる。これを補正するのが、ローリングシャッター歪み補正で、最近はデジタル一眼で動画を撮るようになって以降、プロの間でもこのローリングシャッター歪み補正がよく問題になっている。

 iMovieのローリングシャッター歪み補正は、動画がまだイベントライブラリにあるうちは効果が現われない。補正量をあらかじめセットしておくだけである。補正の本番は、このクリップをプロジェクトに追加したときだ。プロジェクト追加後のインスペクタでは、「動体歪みを低減」というチェックがあり、これを入れる事で各クリップで指定した補正量が計算される。補正計算にはかなり時間がかかるため、プロジェクトでのみ計算するようにしたのだろう。

 実際に補正を試してみたところ、意図的にローリングシャッター歪みを起こさせた映像に対しては、最高レベルの補正でもあまり効かなかった。補正できているコマもあるので、程度的な問題だろう。普通に歩きながら撮影したショット程度であれば、うまく補正できる可能性もある。


このコマでは補正成功だが…… 次のコマでは失敗

 話を元に戻して再びインスペクタの機能に戻るが、「ビデオ」タブは以前と変わらないものの、「オーディオ」タブにいくつか機能が増えている。一つは背景ノイズの低減で、音声のS/Nを稼ぐことができるというものだ。もう一つはイコライザで、10バンドのグラフィックEQが使えるだけでなく、プリセットでは「ボイス強調」や「ハムノイズ低減」といったものがある。

 もう一つ、オーディオ機能で大きな拡張は、プロジェクト側にボリュームコントロール機能が搭載されたことだ。各クリップごとの音量が波形で表示されるので、前のクリップに対して大きいとか小さいとかが判断できる。ボリュームを下げたいときは、波形の上のバーを下に下げるだけだ。またクリップ全体ではなく、一部分を黄色い枠で囲って、その部分を下に下げると、クリップ内でボリュームのアップダウンができる。

 クリップの先頭と最後には、フェードイン・アウトを制御するスライダーが付いており、それを左右に動かすことでフェードイン・アウトがコントロールできる。音楽をミックスするときに便利だ。

クリップごとのオーディオ機能も若干強化 プロジェクトでは細かいオーディオのアップダウンが可能に

■ 映画の予告編が作れる新機能

新規プロジェクトで選べるテーマが増え、予告編が選べるように

 では今回の大きな目玉機能となっている、映画の予告編が作れる機能を見ていこう。まず新規プロジェクトを開始する際に選択するテーマとして、どのタイプの映画にするかを選択する。

 テーマを選択すると、プロジェクトウィンドウに3つのタブが現われる。「アウトライン」では、ムービーの名前といった基本情報を入力するのだが、これが映像の中に使われるテロップの素材となるので、真剣に入力したほうがいい。


3つのタブで設定していきながら、予告編を作成

 アウトラインではキャスト、スタジオなどブロックに分かれているが、ここをポイントすると、どういった映像になるのかがプレビューできる。「スタジオ」の部分は有名映画スタジオお馴染みのロゴに似せたパロディになっており、それぞれちゃんと映画スタジオに了解をとったものだという。

 「絵コンテ」タブでは、予告編の構成に対して要素を埋めていく作業を行なう。基本は映像とテロップが交互に来るという、予告編お馴染みの作りで、テロップの内容も自由に入力できる。

どこかで見たようなそうでもないような……

全体の流れが把握できる「絵コンテ」タブ

 映像の埋め込みは、必要な画像がシルエットになって表示されるので、それに似た映像を探してクリックするだけで、自動的にはめ込まれる。基本的にはこれだけで、音楽に合わせたカット割りが行なわれ、映画の予告編っぽいものが出来上がることになる。

必要なカットをタイプ別に分類してある「撮影リスト」

撮影リストをプリントアウトしておいて、必要なカットを撮影するという方法もアリ
 「撮影リスト」タブでは、この予告編にどういう映像が必要かが、分類された表示される。「絵コンテ」のほうで頭から順に埋めていってもいいが、先ほど紹介した「キーワードでフィルタ」機能を使って人物を絞り込んだ場合は、撮影リストを使って順番に埋めていった方が、絵コンテにマッチさせる手間が省けるだろう。

 ただほとんどの予告編はホームビデオをなんらかの映画にパロディ化するためのテンプレートなので、人物を撮影したショットが大量にないとどうしようもない。あいにくメディアに載せるためには肖像権やプライバシー権をクリアした素材が沢山必要になるので、今回はサンプル動画は制作できなかった。

 逆転の発想ということでは、このテーマに必要な撮影リストをプリントアウトすることができる。これを持って、実際にここに当てはまるようなカットを撮影しに行く、ということもできる。これはアマチュアだけでなく、映像制作を学ぶ学生も、これを実際にやってみて理想的な完成形をめざすという練習をするのにも最適だろう。


最終出力はすべて「共有」に集まっている

 最終出力であるメニューの「共有」からは、様々なネットサービスに対しての書き出しができるようになっている。従来編集ソフトは、何らかのメディアに書き出すことを最終目的としていたわけだが、もはやアメリカでは動画を共有することがメインとなったということであろう。今回新たに加わった新しい書き出し先としては、「CNN i Report」がある。

 これは市民メディアとしてCNNが立ち上げたユーザー投稿サイトで、基本的にはアップしたものは何でも載るようである。ただここからニュースに取り上げられることはあんまりないようで、それだったらYouTubeと変わらないんじゃないかという批判もあるようだ。

 しかしそうは言っても、身近なニュースに対しての投稿というかリアクションを受け付ける場として存在しうるわけで、テレビメディアがポータルとなってユーザーからの投稿を受け、全部オープンにしているというところがアメリカらしい。日本では投稿サイトはマスメディアの敵として扱われているが、脅威に感じるならその機能を取り込んでしまえばいいという考え方もアリだろう。現在ほとんどが写真投稿だが、そのうちiMovieからの動画投稿もあるかもしれない。

■ 総論

 iMovieは、AVCHDビデオカメラに対しての受け入れに関しては、あまり興味がないようだ。DV、HDVはFireWire経由でキャプチャできるが、未だAVCHDファイルはネイティブ編集できないままである。

 おそらくカメラとしてのメインターゲットとしては、iPhoneを想定しているのだろう。iPhone自体にも編集ツールとしてiMovie for iPhone 4を用意したが、本家MacでのデフォルトがこのiMovie '11ということになりそうだ。

 すでに編集のスキルがある人にとって、大きな改訂ポイントは音声の調整である。レベルが細かく調整できるようになり、ちゃんと音まで気をつけて繋ぎたい人には大きな進歩だ。またしゃべりの編集では基本テクニックの一つである、スプリット編集にも前バージョンから対応している。

 初心者向きの新機能としては、映画の予告編作成機能が相当するだろう。ただこれもちょっと、文化的な違いがあって、それほど日本ではウケないのではないかと思う。そもそもアメリカはテレビと同じぐらいの手軽さで映画が視聴されており、それらの予告編はしょっちゅう目にするものだ。もちろん次に見たい映画を探すのに、予告編は大きな役割を果たしている。

 CESなどに行くと、よくアメリカのネットソリューションの紹介を受けるのだが、「映画の予告編が見られます」という点を自慢げに紹介するものの、日本人はいつも「あーそうなんだー」的な薄い反応しか返さないので、向こうの人もさぞや困っていることだろう。しかし日本人にとって映画の予告編というのは、その程度のものでしかないのである。

 そこにあこがれもないし、パロディのようなものを持ち込まれても、そんなに面白いとは思わないだろうというのが、筆者の考えである。この機能を使ったホームビデオを見せられても、たぶん「笑えないアメリカンジョークを聞かされてハニワ顔になる感じ」にしかならないのではないか。しかもこの予告編機能を以て、「あなたも映画監督」的なアオリは間違いである。なぜならば、ほとんどの場合は、予告編を本編の監督が作るわけではないからだ。

 たぶん機能実装としては大変高度なことをやっているとは思うのだが、せっかくの目玉も日本人にとっては文化的な違いが大きく、今ひとつしっくり来ない機能になってしまったのが残念である。


Google Mapsはなぜ見やすいか?–UIデザインの細部の重要性を学ぼう

ぼくの経験的としては、いろんなオンライン地図サービスの中でGoogle Mapsがいちばん見やすい(もちろん最悪のサービスですら、初期のころに比べるとずいぶん進歩はしてるけど)。検索結果を素早く返したり、メールをほんの数秒で届けてくれるGoogleのパワーが、Mapsにも働いているのだな、と思っていた。しかしそういう努力の多くは、われわれユーザの目には見えないプログラムの本体部分で行われていると思うが、Google Mapsの、われわれの目にふれるインタフェイスの部分でGoogleが行っている最適化も、相当すごい。ふだん、気がつかない人が多いと思うけどね。

このブログ記事が、Mapsのそういう最適化を詳しく調べて、競合製品が同じことをしたらどうなるかを検証している。完全に技術的な記事だが、ぼくには読み物としてもおもしろかった。そしてこの記事の内容は、本誌の読者に紹介しておく価値があると思うんだ。


(クリックすると大きな図になります。)

大きな違いは、都市の名前を置く場所とその強調の仕方だと思う。Google Mapsでは、背景のコントラストが淡い。そして、活字のまわりに白いアウトラインがある。だから、とくに大都市の名前はすぐに目に飛び込んでくる。また、都市を表すドットと都市名との相対的な位置関係が、その場その場で柔軟に決められているから、個々の項目間に快適なスペースができている。大きな都市の名前には’後光’のようなものがあって、小さな項目を目立たなくしている。そのため、大都市とそれらの間のルートがよく分かる。ブログ記事はこういうテクニックを細かく説明しているから、UIの視覚心理学的な最適化に関心のある人には、ご一読をおすすめしたい。

このぼくの記事は、Googleのすぐれたデザイン感覚を賞賛するだけでなく、「細かいことの積み重ねが重要だ」ということを述べたいのだ。Google Mapsが示しているような、競合製品に対する優位性は、’固定客’づくりのために重要だ。ユーザがその優位性を知ってればけっこうだが、知らずにただ満足してるのも、これまたけっこうだ。もちろん、世の中にはBingの地図のデザインが好きだ、という人もいるだろう。それもまた、細部にまで注意を払ってあるUIならばね。

Flickrのような写真共有サイトも、新しい競合サイトが写真の見せ方にもっと本格的に凝るようになったら、負けてしまうかもしれない。写真が主役だから、主役をもっと鮮やかに引き立てる工夫をして、ナビゲーションもシンプルにすべきだ。背後の機能部分がどれだけ高級でも、ユーザの目にふれるいちばん表面的な部分が気に入らなければ、その高級な機能も宝の持ち腐れで終わる。GladwellのBlinkにも書かれているように、人間は一瞬のあいだに大量の情報を処理できる。だからGoogle MapsやFlickrのようなサイトも、ユーザは最初の一瞬で完全に評価できるのだ。

細かい最適化の積み重ねが、ユーザにとってフレンドリーな環境を作り出す。このことに、気がついていないサイトが多い。ずさんなUIやお粗末なプレゼンテーションは、そのことにまったく気づいていない人物の作品だ。だから、今回の教訓は: ものごとの細部は、自分で自分を調整できない。しかしそれを放っておくと、あなたには確実に仕返しをするだろう。

[出典: Metafilter -- ここのコメントにおもしろい図像がある。]

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ポッドキャストが手軽に聴けるAndroidアプリがイカス!

『Listen』
バージョン:1.1.4
Android Market価格:無料
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)

Listen

 

インターネットラジオとして定着した“ポッドキャスト”。特にiTunes経由で手軽に登録できるため、iPhoneやiPodユーザーには定番の音声コンテンツとなっている。そんなポッドキャストをAndroidでも手軽に聴けるのが『Listen』だ。

まずは番組の検索
Listen

 

Listenを起動させると、4つのメニューが並んだホーム画面が表示される。とはいえ、初期起動時にはなんの番組も登録されていないので、画面右上の虫眼鏡アイコンから番組を検索する。

一覧から選択
Listen

 

残念ながら日本語のキーワードはヒットしないので、英語のキーワードを入力し検索。すると、番組エピソードの一覧が表示されるので、気になるエピソードをタップすると詳細ページにジャンプする。

エピソードや番組を登録
Listen

 

エピソードの詳細ページには4つのアイコンが用意されている。“Add to queue”はエピソードのダウンロード。“Listen now”は再生。“Subscribe”は番組ごと登録。“More episodes”はほかのエピソードをチェック可能だ。

URLから直接登録
Listen

 

ホーム画面に戻り“My subscription”をタップすると、登録した番組が表示される。さらに“Add a subscription”をタップすると、ポッドキャストのURLを入力して直接番組を登録できる。

ウェブサイトから登録
Listen

 

ポッドキャストへ登録するためのRSSのリンクが貼られているウェブサイトからも登録可能。リンクをタップしてメニューから“Listen”を選択する。するとURLが表示されるので“Add”をタップすればオーケー。

日本語の番組もオーケー
Listen

 

検索は日本語に対応していないが、番組の登録などは日本語の番組でも問題なし。

PCからも登録可能
Listen

 

実はListenはGoogleの公式アプリ。Listenを使用すると、Googleリーダーに“Listen Subscriptions”というフォルダーが追加される。このフォルダーがListenと同期しているので、Googleリーダーでポッドキャストの番組をListen Subscriptionsに登録すれば、自動でListenにも追加されるという仕組み。端末上で登録するよりも素早く手軽に行なえるのがイイ!

インターフェースが英語のため、一見するととっつきにくいが、ウェブサイトのリンクやGoogleリーダーで手軽に番組を追加できるので操作は難しくない。Androidでもポッドキャストを聴きたかった! というユーザーはぜひ一度試してみよう。

『Listen』
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